本田圭佑のプロフェッショナル意識
『限界を作るな。一歩先へ。』
本田の最も優れている点は、そのメンタリティにあるのだと思う。
本田が入団した今年1月、ACミランは非常に悪いチーム状態だった。
本田の獲得を強く希望したアッレグリ監督は本田が入団した10日後に解任となった。
かつて名門と言われたクラブの混沌とした状態は背番号10の日本人に託された状態となった。
この状況をミッション・インポッシブルと自ら表現する。
『限界を作るな。』
この状況を悲観するのではなく、自分自身の夢と周囲の期待に向き合い、困難な課題に対峙していく。
周りのせいにすることなく、自分の弱さと向き合い、成長の糧とする。
ロシアでのインタビューで『1日のスケジュールは?』と聞かれ、
『つまらないですよ?練習して、ご飯食べて、寝る。言ったでしょ?つまらないって。規則正しい生活が必要なら、不真面目なことはしないで、ただそれをしっかりやる。』
『つまんねーなー。ノリわるっ!』
周りに本田のようなことを言うやつがいれば、そんな風に言われるかもしれない。
弱さに向き合う強さとブレない信念。
『夢は大きく持てよ!お前らの年なら何だってできる!』
同じ年の男が子どもたちにかけていたこの言葉を聞いて、何とも言えない気持ちになった。
この4年間、日本代表を牽引してきたのは本田圭佑であることは疑いの余地はない。
W杯が楽しみだ。